秋の陽差しは1日を通して竹林の中をやわらかな光で包みます今年もいよいよ竹伐りシーズンに入りました爽やかな風が吹くと疲れもいつの間にか溶けていくようですお茶の木の花たちも気持ち良さそうだな…<

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秘密基地

2012.10.17  竹林便り 

どの竹林にも、枯れたり風で倒れたりして整理伐された竹の積み場がありますがこの整理伐材の山は、竹林の生き物たちの秘密基地。まぁるい竹の輪の中で虫たちは厳しい冬を越えます。Rさんの足音に怯えることもなく踏みつぶされる心配もありません。目には見えない竹林ならではの「いのち」の隠れ家・・・。

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竹林に育つ草木の中にRさんが出会うたびに(高貴だなぁ…)と見入ってしまう「ヤブラン」。何度も何度もカメラを向けてきたけれどどうしても、その高貴さが載ってこない。初秋の藪に静かに咲いて、深い紫色の実を結びます。その花言葉は、「謙虚」

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お彼岸

2012.9.24  竹林便り 

9月22日は、太陽が真東から出て真西に沈む秋分の日。そして、秋分の日の前後3日がお彼岸です。「猛暑が何ですか?」とでも言うようにピタリと22日に咲いた、さすがは「彼岸花」暑さ寒さも彼岸まで、そろそろ秋風がやってくるのかなたっぷりと実りをのせて…

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秋の風景

2012.9.14  竹林便り 

萩尾花葛撫子女郎花藤袴桔梗(朝顔)…尾花はススキかぁ…なるほど!ハギオバナクズナデシコオミナエシフジバカマキキョウ初々しいススキの穂が涼やかな朝風に揺れるころ竹林にも、秋がやってきます。この秋も元気に顔を出した「カラカサタケ」ファミリー。いろいろな表情で見る者を楽しませてくれます。「ヤッホー」とマントを広げて見せたり…虫たちも花たちも笑う秋の風景…

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どこからか「リリリィ~」とコオロギの鳴く声、竹林内の季節は、若葉(笹)の育つ「竹の春」。ゲリラ豪雨と酷暑を越えて、元気に伸びたかな・・・ひゃぁ~!まっすぐ!!これほどまっすぐに伸びる竹は、実はそう沢山はありません。このような竹に出会うと(立派な親竹にな~れ)と心の中でつぶやくRさん。陽をあびる地上の健やかな竹たちが土の中で竹を産みだす地下茎を育む・・・地下茎と竹が力を合わせて、次の世代を育てていま...

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美しい風景

2012.8.23  竹林便り 

嵯峨野の北にある、真言宗大本山大覚寺の「大沢の池」。雨上がりの何気ない美しい風景もその陰では多くの方々の知恵と汗と手が加わっています。人為、そして自然との調和…ムズカシイけれど、竹林を見ながらふとカンガエル…。

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しばらくまとまった雨のない真夏の散歩道では風に揺れる、ほんのり黄金色の混ざる穂波に「涼」を感じます。田んぼでは、稲がより深く根を張るように、穂の出る少し前に「ナカボシ」と呼ばれる水を入れない時期があるそうです。(先人の方々の知恵には頭が下がります。)実は竹林でもこの季節、地面の下では根っこ(地下茎)が伸び始めています。その生長力はたくましく、あちこちで土竜(もぐら)が通った後のような地割れが現れま...

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風車

2012.8.4  竹林便り 

夏休みに入り、知り合いから「竹で工作教室をしてほしい」との依頼があり竹の風車を作ることになりました。頭の中で編み方をイメージしてと・・・・・・・・・完全に忘れてるっ!!!どうしよう・・・。ウンウン唸りながら、お店で買ってきた風車とにらめっこすること小1時間、できたっ!骨組みがなんとかできあがりました。子どもたち、楽しんでくれるといいな。

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この季節に竹林に入るとあちらこちらから竹皮の落ちる音が聞こえてきます。久しぶりに、竹皮おにぎり作ろうかな…思い立ったが吉日できあがり。数年前に作った網代の竹籠に入れると、なかなかいい雰囲気です。炊きあがったホカホカご飯の粗熱を取り、丸めて竹皮においたら後は、折りたたんでいくうちに三角の形になっていくので、かんたんです。ご飯を、色の出る赤米ごはんやオコワにすると、たくさん作って冷凍して食べたい時に蒸...

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