八十八夜

2013.5.6  竹林便り 

「茶摘」唱歌:作者不詳夏も近づく八十八夜野にも山にも若葉が茂るあれに見えるは茶摘みぢゃないかあかねだすきに菅(すげ)の笠日和続きの今日此の頃を心のどかに摘みつつ歌う摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ摘まにゃ日本の茶にならぬ5月2日は「立春」から数えて八十八日目に当たる「八十八夜」農家では田植えが始まりいよいよ忙しくなってくるそして竹林の中ではハラハラと笹の葉が散り地面が笹葉色に染まる「竹の秋」が始まって...

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若葉のころ

2013.4.26  竹林便り 

仕事を終えて帰り仕度をしていたらバイク置き場の片隅で若葉が光っていた事務のTさんの桔梗昨年の秋にも美しい花を咲かせた(水やりして下さったんだな…)Tさんの通った後には母のあたたかさがいつもある

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春の風物詩

2013.4.15  竹林便り 

竹林の主紅カミキリが動き始める頃今年の油抜きと晒し(さらし)作業も終盤に入る4月の干し場はいろんな色の野の花のお花畑になるたっぷりと蜜を吸ったミツバチさんもほっと一休み

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新年度 

2013.4.5  竹林便り 

事務のTさんが「花壇の植物に肥料やったけどよかった?」(ありがとうございます!)昨年の春竹林の中で芽を出した木の苗を会社の隅っこに植えてみた冬の間茶色い爪楊枝(ツマヨウジ)か何かのようになって(生きとるのかい?)と見ていたら長い長い冬を生きていたんだな気づかぬうちにいくつものまなざしに見守られて

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桜が咲いたなと思ったら沈丁花(ジンチョウゲ)サンシュユ雪柳(ユキヤナギ)…次々に満開になり目が回りそうになって竹林へ入るとヒメヒオウギスイセンの新芽がやわらかな風に揺れていましたゆっくりと春を楽しむように

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四方竹(シホウチク)林の中にさらに面白いのがのんびりと生きていた節々の膨らみが福の神の「布袋様」のようだからやっぱり名前は「ホテイチク」チンチクリンとヘンチクリンが共に生きてる不思議な世界…

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春の朝

2013.3.6  竹林便り 

竹林に入ることがほとんどない3月少しだけ竹を伐るために朝早く訪れてみると…ウグイスたちの朝稽古(?)に遭遇しました。数羽で集まってホヨョホヨョと一生懸命です1羽だけ見事に鳴くのは師範かな?本番間近春の合唱団

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早春

2013.2.23  竹林便り 

暦の二十四節季では二月十八日は「雨水」雪や氷が解けて草木の芽が出始めるころ…さやかな風は吹いても雪たちはまだ遊び足りないかな真っ青な空の下で雪の結晶がきらきらと光る

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今日は大覚寺の片隅で育つ「四方竹(シホウチク)」を整理伐しました「四方竹」とは日本に約620種ある竹笹類の1つ見れば見るほど興味深いこの竹はまず、秋の終わりに筍が出る(美味ということ)そして四角いスクスクと伸び始めの頃は、肌が黒っぽい色で伸びきるころに緑色になり表皮はざらざらとしていて何と節々(特に下方)には、固いイボのような突起(気根)が出ているまたの名は「イボ竹」見れば見るほどに面白いやつ!

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