2008年(平成20年)はビッグトライの年だった八幡市にある「伊佐家住宅(重要文化財)」より主屋の北を囲むマダケ竹林の整備施工を承り同年12月15日竹林は美しく甦った(伊佐家住宅についてはこちらのサイト等をご参照ください。関西デジタルアーカイヴ/八幡市/伊佐家住宅)先日お正月前の整理伐へお伺いすると奥様から銀杏を戴いた(ありがとうございます!)伊佐家住宅には主屋を見守る優美な銀杏(イチョウ)の木と...

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今年で修行3年目孟宗竹「油抜き」8月終わりに伐られた竹を水分がぬけたタイミングで火の上において出てきた油分を拭き取りますその後天日で晒すと紫外線の作用で白竹色に仕上がります3年目にしてようやく仕上がりに手応えあり?竹林の仕事も12(木)19(木)大覚寺竹林が仕事納めこの1年に戴いた溢れるほどのよろこびに感謝を込めて

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両手を広げて

2013.11.22  竹林便り 

またたく間に季節は巡り南天の実もいそぎ足で染まり始めた目まぐるしい大自然の変動にも"雨ふらば降れ風ふかば吹け"(一休禅師のお言葉より)なんと大らかなやさしい落ち着き物言わぬ命のまなざし

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竹林を整備すれば枯れ竹の山ができる堆(うずたか)く積まれていく竹を見て(どうしたものか…)と考え始めたのが平成17年10月7日竹林育成第1日目であるRさんの記録には「伐った竹は地面に1段に敷き詰めてはダメかな…。見た目もよいし早く土に還る?」(不思議なことを考えていたんだな筍は間違いなく歪むだろう)過去を知る方々のお話しでは①竹のモトからウラまで無駄なく利用されていて、捨てるところは殆ど無かった②...

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忙しい時ほど予想もしていないことは起こる竹林育成もスタートの3~4年はまるで格闘だった第一竹のしなう動きが読めなかったそして野生動物の不可解な行動やRさんが伐り出した竹で秘密基地を作る子どもたち…(何てこったい)きっと山姥(やまんば)みたいに怖い顔をしていたかもしれないまた暗くなるまで動いても予定外の事に手を取られ(タヌキのやつ…)と鉈をほうり投げて暗くなった竹林の中でしくしく泣いた事もあった近く...

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愛の巣

2013.10.20  竹林便り 

平成25年もほぼ半分の竹を伐り終えた木漏れ日が揺れる竹林の中で枝はらいをしていると…巣立ちを終えた野鳥の巣がコロンと出てきた巣の中には美しいオレンジ色の羽が残っていた10月も中頃を過ぎると川で遊ぶマガモたちも番いになる季節

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紫野高桐院の孟宗竹林に育つ見事な新生竹(直径16.8㎝)御住職から台風18号の風で数本の竹が倒れたとのこと若い根っこでよく持ち堪えたな今週の日曜日十月十三日は年に一度の「高桐院寶物曝涼(こうとういんほうもつばくりょう)」の日初秋の心地よい風の中を多くの方々が歴史を観に訪れる

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美しいヤブランの花が咲く頃に平成25年新生竹の記録取りが始まるあちらこちらに少雨と台風18号の通り過ぎた跡が見られるがそれでもどの竹林もシャン!と持ち応えたRさんが記録を取り始めてから新生竹の本数が過去最高となった竹林もあった(強くなったな…)凛と澄んだ空を見上げて思う

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ぎょうさん木が生えている森の中では、種が落ちても芽を出す機会はなかなかありません。種自身は芽を出したい、出したい思っているんでしょうが、そうは簡単にいきませんわな。第一、日が当たりませんのやから。それが何かの拍子に上の木が払われたら、わっと、いっせいに芽が吹いて競争が始まるんですな。日が当たるようになると、ぱーっと出る。こうした状態を「芽ばってる」というんですな。手ぐすねを引いて待っているという状...

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帰り道の交差点信号停止をしているときのこと子どもを乗せたお母さんの自転車と自転車の2人の少年が横の歩道ですれ違う場面を何気なく見ていたお母さんの自転車は止まり前の少年は「すいません」と頭を何度も下げて通ったそして後ろにいた太っちょのイガグリ頭の前歯が1本の2年生くらいの少年が…チャキンっと指をそろえ右手を下してニッカと笑ってお母さん自転車にペコリと頭を下げて通してあげていた…少年よ今何をした…あま...

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