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竹のこと

竹について

分布
竹は気候が温暖で湿潤な地域に分布し、アジアの温暖、熱帯地域に多いですが、北アフリカ、ヨーロッパ、北アメリカの大部分を除いて成育しており、世界で1200種(日本にはそのうち600種)があると言われています。
成分
竹を構成する元素の単位でみると、最も多く含まれるのが炭素で、およそ50%を占めています。その他43,4%が酸素、5,6%が水素であり、残り1%程度が窒素やミネラル類です。
竹の今
竹の栽培面積は1970年の約15万haをピークに、以降、減少気味で、50年代の3分の1以下になっています。需要の減少の原因としては、プラスチック製品の登場の他、戦後の高度成長による生活環境の変化が大きいといわれています。
竹と日本人
日本での竹の利用の起源を知るには、縄文時代の遺跡からの発掘品があります。
この当時は主に建築用材としての利用でありましたが、室町、桃山時代になると、その用途を一気に増やし、又、素材としての「竹の位」を一気に引き上げました。その理由の一つとして「茶道」の影響が大きいといわれています。
茶道具以外の用途としては、照明器具などのインテリア、小物、和傘、団扇、和竿などが作られていきましたが、これは同時に、海外における日本の竹工芸の高評価にもつながっていきました。
他の用途とその理由
建築用材・造園材としてー
軽く、節を持つために折れにくく、又、きわめて強固で持久力があるため。
伝統的竹楽器(能、歌舞伎、雅楽)としてー
空洞の構造をもっているため。
民俗行事としてー
竹の強い生命力に深い精神性を感じるため。
食用としてー
生活習慣病予防、美肌効果、むくみ解消のため。
竹紙としてー
軸方向に平行に維管束が連なるため、繊維方向の強度が高く、寸法変化しにくいため。
エコロジー商品として(竹炭、竹酢液)ー
スキンケア、殺虫、殺菌、防菌、消臭、虫獣忌避、土壌改良などの用途のため。
竹のこれから
竹はその美しさだけでなく、とても強度が優れています。
強度テストによると通常の無垢木材に比べた場合、約1.5~2倍の強度を持っています。
又、3〜5年で成木として利用できる、発火点が高く、意外と火事にもなりにくい点など素材としての可能性は高いと考えられます。
その中で現代にマッチする商品つくりが求められています。
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