次代へと繋ぐ思い

2018.7.12

 

西日本の広域で甚大な水害が発生し 多くの方々がご家族を亡くされ 住む家を失いました

 

心よりお見舞いと亡くなられた方々へのご冥福をお祈り申し上げます

 

ニュースを見ながら あんなにも大きな堤防が決壊するのか と改めて自然の脅威を感じました

 

水勢を緩め堤防を護る水防竹林の時代ではない・・・ けれども果たしてどうなんだろうか

 

古来の治山治水事業に携わったお役人は 大雨ののち わらじ履きで川岸を歩き 水勢を調べ山林の機能を調べ 山河を治めることを綿密に研究したそうです

 

幾世代も先の 人々の暮らしを守るために・・・

 

 

 

 

下草の歌う声

2018.7.3

 

竹林の中の下草たち 今年はフキが伸び伸びと育ちました

 

激しい気候変動の中を 誰が気に掛けるわけでもないけれど

 

風に揺れる下草たちは 本当に気持ちよさそうで 不思議に調和のとれた風景を醸し出しています

 

きっと下草や竹の根の隙間の中では 無数の菌や虫たちの営みが 繰り広げられていて

 

目に届かない 命の世界があり パタパタと働く人たちを 楽しそうに見ているのかもしれない

 

 

気付くこと

2018.6.16

 

竹が葉替わりをする春先から5月初旬 竹林に入る度にRさんは立ち止まり笹葉を見上げ

 

5月中旬 一面若葉色になったのを見て ようやくホッとします

 

毎年繰り返される当たり前の風景を目にしながらも ふとその育ちゆく花も虫もサラサラと散る笹の葉も

 

全てが新しい初夏の一場面で 同じでもなく 当たり前でもないことに気づきます

 

身の周りのささやかな変化にも 気付こうとして 心を傾ける

 

From early spring to the beginning of May when bamboo leaves were reborn,

I stopped walking each time when I came into bamboo forest to look up bamboo leaves.

 

In the middle of May, I felt relieved to find all of them became green.

 

While it is an ordinary view to be found out every year,

these growing flowers, insects and falling bamboo leaves are not the same.

 

They all live a new life in early summer which is not an ordinary thing.

I’d like to give my mind to find a little change around us.

 

(translated by c.n)

 

 

 

ヒメボタルの林から

2018.5.20

 

5月13日の雨を合図に 真竹タケノコが次々と顔を出し始めました

 

すぐ隣には再生竹(主に若い地下茎から生えるタケノコ)も伸びてきています

 

昨年より竹林管理で関わらせていただいている 河川レンジャーの東さんが

 

「ヒメボタル観察会」にお誘い下さり 昨晩初めて参加しました

 

発光ピークが夜中1時ということで 22時半に集合し半ばウトウトしながら林内へ

 

ご家族で参加されている方が多く 温かな雰囲気の中

 

ヒメボタルのやさしい光に 夏の始まりを感じつつ

 

物言わぬ自然の姿を次世代へ繋ごうと 活動を続けてらっしゃる皆さんの情熱を感じ

 

力をいただいた気がしました

 

時には静かに 立ち止まるのもいいな

 

 

薫風いのちを育む

2018.5.13

 

南天の若葉に 見事に溶け込む 小さな命

 

丁度この頃顔を出す淡竹も タケノコは大地の色をしているな

 

 

そうか そうだったのか

 

固い皮に 何重にもくるまれて出てくるのも

 

竹に育つまでに 約その半数が枯れてしまうのに沢山のタケノコが出てくるのも

 

全ては 身を守るための知恵だったんだな

太陽光現象か

2018.5.2

 

とある竹林で 真竹に著しい黒斑が出ています

 

1年ほど前から 数本の若い竹に出ていることに気が付いていましたが

 

今年の3月頃に 風景が変わってしまうほどに目立つようになり どうしたものかなと考えています

 

① 花の咲く前兆かな・・・前回の真竹の全国的な開花が1964年~1974年頃 120年周期と二説あるうち60年周期だと次の開花は2024年頃になるのですが 資料が少なくよく分かりません 開花の前年に地下茎が伸びなくなるという資料を見つけましたが昨年はよく伸びていました

 

 

② 落ち葉肥料が多すぎたのかな・・・竹林の土壌改良を目的として10年前から清掃時に出てくる落ち葉等を入れ始め 3年程観察し状態が良いと見えたので積極的に入れるようになりました しかしちょっと多かったかな

 

Rさんの目に 明らかな特徴として見られるのが

 

当竹林より軽度ではあるのですが あちこちの他の竹林(施肥をしていない)でも黒斑が出ているということ

 

南側の太陽光が良く入る場所に限定して黒斑が出ていること

 

若い竹にこれもまた限定して見られること

 

これらの複合型でしょうか なんとなく太陽光が気になります

 

 

 

 

触れ続けて見えてくるもの

2018.4.24

 

春になれば当たり前のように 桜が咲いて 燕がやって来て にょきっとタケノコが出てくる

 

邪魔者と呼ばれようが 破壊者と言われようが なんと堂々たる健やかさ

 

そして新たな命を見つめる周りの竹たちの 優しい眼差しも

 

未来のこの星に 残してやれるだろうか 私たちは

和み 語らう (つづき)

2018.3.30

 

ところでね マタケを白竹(火晒し)に仕上げるための要点は 山ほどありますが

 

その中から経験も加味して 3つ挙げるとすると

 

①虫害を受けにくい時期に伐竹されていること 7月~12月(特に10月・11月がデータ上では食害が最も少ない)

②水抜きが完了し 且つ 蒸れる前に油抜きがされていること

③梅雨に入る前 できれば4月中旬までには天日晒しが完了していること

 

①に関しては多くの資料で 最適な伐期が晩秋から初冬にかけてと書かれている根拠ですよね

 

『そうやな』

 

難関は②と③なんです 11月以降に伐った竹がこの壁を越えられません

 

『困ったもんや』

 

あの話は変わりますけど 今年はね もうすぐ4月に入るというのに 油抜きを終えていない竹が600本残っています

 

『・・・ ・・・ えらいこっちゃ』

 

和み 語らう 

2018.3.24

 

あのね 以前から考えつづけている 工芸材マタケの最適な伐期のことですけど

 

〔 晩秋から初冬(11~12月)、おもに地下茎が旺盛な生育を終えようとする時期 〕

〔 秋から初冬 〕

 

 

のように資料では書かれてますが 実際は10年以上やってきて

 

8月中旬から10月に伐った竹が美しい白竹に仕上がってますよね

 

細竹なら初冬に伐っても間に合いますが 直径が10㎝ほどの太竹はまず水が抜きが間に合いません

 

ですから現実には 二十四節気の秋(立秋8月8日頃~立冬11月8日頃)に伐っている竹に結果が出ているんです

 

ちなみに毎年 地下茎が地面から飛び出してきた日を記録してるのですが 6・7月に出て来て11月下旬でもまだ伸びています

 

とすれば 地下茎を見て伐期を判断するときは 地下茎の生育が旺盛になったらGO! です

 

『そのちょっとのずれは 何が原因なの』

 

分かりません けれど本題はここからなんです

 

昨年1つ試みをしてみたのですが 真冬に伐った竹をある条件の下で仕上げたら とても美しい白竹に仕上がりました

 

『なんのこっちゃ (笑)』

 

そうなんです 資料に書かれている内容は正しいんです 11月以降に伐った竹が美しく仕上がらない理由は 伐期以外にあるみたいなんです

 

(つづく)

 

ヒメボタルとのご縁から

2018.3.4

梅の花がほころび始めた日曜日に N常務と「桂川流域クリーン大作戦」に参加しました

 

今年で11回目という大規模な活動ですが 恥ずかしながら初参加させていただきました

 

ダイハツ工業の社員の方々と7名で 真竹竹林と近辺の漂着物を拾いました

 

 

うーむ… 手強い

 

昨年の8月 治水と防災の取り組みを行政と地域住民を繋いで活動されている

 

「河川レンジャー」の東さんより ヒメボタル生息地の真竹竹林の整備のお話しをいただき

 

整理伐が始まりました

 

 

 

 

始めは放置竹林状態でしたが ボランティアの学生の皆さんのパワフルな活躍により

 

600本ほどの整理伐材が 積み上げられました

 

 

 

 

東さんによると 森のホタルと呼ばれる「ヒメボタル」は ゲンジボタルよりも小さなホタルですが

 

毎年5月中旬~6月上旬の夜中に ストロボのように点滅して発光する陸生のホタルだそうです

 

ゲンジボタルの幼虫は川や湖沼(こしょう)の底に住むカワニナという巻貝を食べますが

 

このヒメボタルの幼虫は 林内の落ち葉の下や岩陰に住んでいる 陸生の巻貝やミミズを食べて成長するそうです

 

ヒメボタルとともに 川と人とが関わり繋がる意識を育む

 

素晴らしい活動です