侘茶(草庵の茶)の完成者であり、茶聖と称される千利休。妙喜庵に佇む、利休が建てたと伝わる現存最古の茶室「待庵」は、利休が生み出した「侘び寂び」の世界観を体現する小宇宙ともいえる空間であり、現在では国宝に指定されています。高野竹工は、創業者・高野忠男が千利休の思想に大きな影響を受けたことを契機に、妙喜庵の武田士延・士功両和尚とのご縁をいただき、修復時に生じた古材や境内の伐採木をお預かりし、茶道具の製...


侘茶(草庵の茶)の完成者であり、茶聖と称される千利休。妙喜庵に佇む、利休が建てたと伝わる現存最古の茶室「待庵」は、利休が生み出した「侘び寂び」の世界観を体現する小宇宙ともいえる空間であり、現在では国宝に指定されています。高野竹工は、創業者・高野忠男が千利休の思想に大きな影響を受けたことを契機に、妙喜庵の武田士延・士功両和尚とのご縁をいただき、修復時に生じた古材や境内の伐採木をお預かりし、茶道具の製...
2023.7.29 古材

高野竹工が取り組む金閣寺古材プロジェクトのお知らせです。未来に続く循環を金閣寺の建造物には樹齢数百年の木々が、屋根から床や天井、柱や戸板として使われています。日々の出来事を見届ける木材には、年月とともに、傷や割れ、すり減り、虫食いとなってその歴史が刻まれていきます。数百年の時を経、大きな役目を終えた古材が熟練した職人と出会うとき、木の歴史、お寺の歴史、そして職人の叡智が加わり、唯一無二の作品が生ま...
2023.3.1 お知らせ
平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。材料費や諸経費の値上がりに伴い、2023年4月1日(土)よりオンラインショップ掲載商品の価格を改定させていただく事となりました。つきましては、メンテナンスの為3月31日(金)未明-4月1日(土)未明オンラインショップを閉鎖させていただきます。お客様には大変ご迷惑をお掛けしますが、ご理解いただき今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう何卒よろしくお願い申し...
竹林は優秀な育苗床わざわざ山までドングリを拾いに行かなくともこんなに身近にあるんだけどな確かに映る未来の可能性
ポロンとこぼれた栗の実の毬の上にも秋があるしずかにしずかにさわるなさわるなさわると秋がさみしがる童謡サトウハチロ-作詞中田喜直作曲
2025.11.18 施工・制作事例

ドラマゆかりの書店「耕書堂」をモチーフに竹しおりを制作デザイン再現性の高い印刷技術で、上品で存在感のある記念品に2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公・蔦屋重三郎が、かつて新吉原の大門前に開いた書店「耕書堂」。ドラマの放映期間限定で開設されたサテライトショップ「江戸新吉原耕書堂」様より、オリジナル竹しおりの制作をご依頼いただきました。蔦屋重三郎が開いた書店「耕書堂」をモチーフ...
新年を迎えるお正月支度一年の節目を大切に過ごすお正月に向けて、Shop&Gallery竹生園では、青竹の懐石箸づくりを開催いたします。瑞々しく清らかな青竹でつくる懐石箸は、新年を祝うお節料理などの食卓に凛とした晴れやかさを添えます。真竹がもつ清々しい青さで、お正月を迎える準備をしましょう。当日は、高野竹工の伐り子職人による竹の話や、茶杓・青竹箸職人の手ほどきによる懐石箸づくりを行います。最後にはお...
一輪の秋桜一面の秋桜望月三日月ドンと一発しだれ柳てんこ盛り花火蛍イルミネーション疑ってみる信じてみる守る解き放つ孤独共に独学議論経験則統計自立頼る夢現実地固め拡大非言語AI外交読み執着断捨離自然人為人間力制度自給外部供給自社完結分業「塩梅良きかないい湯だな」優れた職人⇒非言語能力者
「待庵の古材茶道具に利休の美意識凝縮の茶室、長岡京で展覧会」京都新聞洛西版2025年10月24日京都新聞洛西版(2025年10月8日*デジタル版(有料)で御覧いただけます)にて、竹生園で開催中の「禅茶窟-妙喜庵ゆかりの茶道具展」の様子が紹介されました。記事では、国宝の茶室「待庵」を有する妙喜庵(京都府大山崎町)と高野竹工との長年のご縁について取り上げていただいています。高野竹工は創業者以来、妙喜庵...
2025.9.13 竹林便り
大型台風がやって来ると無数の竹が倒れて林内に太陽光が降り注ぐ太陽光は復活の源であると同時に生き残った竹の南面・東面には日焼けの跡が残ります当社ではこれを「日向紋」と名付けて作品にしました樹皮を持たない竹たちの生き抜いた証
2025.9.8 施工・制作事例

歴史ある町屋の杉古材を活かし「茶葉拝見箱」を制作伝統技術と精緻な加工で、美しさと機能性を両立させた一品KYOAMAHARE様の建物は築130年の歴史を持つ京町屋です。このたび、町屋の扉として長く用いられてきた杉の古材をお預かりし、茶房「居雨」で使用する茶葉拝見箱を制作いたしました。弊社が過去に手がけた、寺社の古材を用いた恵比寿箱の事例をご覧いただいたご縁から、今回の制作に繋がりました。建物の一部と...
夏の竹林に時々現れる褐色竹まるで黒竹みたいなこの竹を切るとふわりと果実酒の香りが立ち上ることがあるこの竹もやはりほのかに香る中には刃物を入れるとポンっと音がすることもある竹の糖質は材の視点で見れば弱みだけれど香る竹心地良きかな竹の春