竹が葉替わりをする春先から5月初旬竹林に入る度にRさんは立ち止まり笹葉を見上げ5月中旬一面若葉色になったのを見てようやくホッとします毎年繰り返される当たり前の風景を目にしながらもふとその育ちゆく花も虫もサラサラと散る笹の葉も全てが新しい初夏の一場面で同じでもなく当たり前でもないことに気づきます身の周りのささやかな変化にも気付こうとして心を傾けるFromearlyspringtothebeginni...
5月13日の雨を合図に真竹タケノコが次々と顔を出し始めましたすぐ隣には再生竹(主に若い地下茎から生えるタケノコ)も伸びてきています昨年より竹林管理で関わらせていただいている河川レンジャーの東さんが「ヒメボタル観察会」にお誘い下さり昨晩初めて参加しました発光ピークが夜中1時ということで22時半に集合し半ばウトウトしながら林内へご家族で参加されている方が多く温かな雰囲気の中ヒメボタルのやさしい光に夏の...
南天の若葉に見事に溶け込む小さな命丁度この頃顔を出す淡竹もタケノコは大地の色をしているなそうかそうだったのか固い皮に何重にもくるまれて出てくるのも竹に育つまでに約その半数が枯れてしまうのに沢山のタケノコが出てくるのも全ては身を守るための知恵だったんだな
とある竹林で真竹に著しい黒斑が出ています1年ほど前から数本の若い竹に出ていることに気が付いていましたが今年の3月頃に風景が変わってしまうほどに目立つようになりどうしたものかなと考えています①花の咲く前兆かな・・・前回の真竹の全国的な開花が1964年~1974年頃120年周期と二説あるうち60年周期だと次の開花は2024年頃になるのですが資料が少なくよく分かりません開花の前年に地下茎が伸びなくなると...
触れ続けて見えてくるもの
2018.4.24 竹林便り
春になれば当たり前のように桜が咲いて燕がやって来てにょきっとタケノコが出てくる邪魔者と呼ばれようが破壊者と言われようがなんと堂々たる健やかさそして新たな命を見つめる周りの竹たちの優しい眼差しも未来のこの星に残してやれるだろうか私たちは
和み 語らう (つづき)
2018.3.30 竹林便り
ところでねマタケを白竹(火晒し)に仕上げるための要点は山ほどありますがその中から経験も加味して3つ挙げるとすると①虫害を受けにくい時期に伐竹されていること7月~12月(特に10月・11月がデータ上では食害が最も少ない)②水抜きが完了し且つ蒸れる前に油抜きがされていること③梅雨に入る前できれば4月中旬までには天日晒しが完了していること①に関しては多くの資料で最適な伐期が晩秋から初冬にかけてと書かれて...
あのね以前から考えつづけている工芸材マタケの最適な伐期のことですけど〔晩秋から初冬(11~12月)、おもに地下茎が旺盛な生育を終えようとする時期〕〔秋から初冬〕のように資料では書かれてますが実際は10年以上やってきて8月中旬から10月に伐った竹が美しい白竹に仕上がってますよね細竹なら初冬に伐っても間に合いますが直径が10㎝ほどの太竹はまず水が抜きが間に合いませんですから現実には二十四節気の秋(立秋...
ヒメボタルとのご縁から
2018.3.4 竹林便り
梅の花がほころび始めた日曜日にN常務と「桂川流域クリーン大作戦」に参加しました今年で11回目という大規模な活動ですが恥ずかしながら初参加させていただきましたダイハツ工業の社員の方々と7名で真竹竹林と近辺の漂着物を拾いましたうーむ…手強い昨年の8月治水と防災の取り組みを行政と地域住民を繋いで活動されている「河川レンジャー」の東さんよりヒメボタル生息地の真竹竹林の整備のお話しをいただき整理伐が始まりま...
朝早くタケノコ農家の方にお借りしている竹干場へやって来ると一面霜に覆われた竹に朝日が反射して何とも美しい光景です昨年から加わった力持ちのUさんと竹を干しているとなんとなく腰に痛みがそういえば膝も・・・体力には自信があったRさんですが年間の伐竹本数が1000本を超えると春先にどこかしら身体に痛みが走ります日頃から秋の伐竹シーズンまでに柔軟体操・筋トレを地道に続けて身体を整えるのですが有難いことにここ...
大きなナタ傷を受けても曲がりくねりながら立派に生き切った竹過酷な条件下で本当によく生きたな競り合い生きる厳しい自然もたれれば他を傷つけるし甘えれば根が弱くなり倒れてしまう容赦なく吹き付ける風雪に耐えて根力を養うほかはないそしていつしか優しさに行きつく挑む者も見守る者もDespite a wide scar due to a bi...