3月20日の春分の日に桜の開花も始まりました。弊社でも恒例の油抜き作業がスタートしていますたまたま竹置き場に銘竹が顔を揃えたのでそのいくつかをご紹介したいと思いますまず左側の竹がこれから油抜きをする青竹真ん中の1本が油抜きを終えた白竹ですこの後しばらく天日に晒すことで白っぽく変化します真ん中の個性的な2本は孟宗竹の図面竹薬剤を含ませた特殊なハケで表面に模様を付けていますそして右側の太い2本は孟宗竹...
今日3月11日で東日本大震災のあの日から5年が経過いたしました尊い命を失われた皆様方に心よりご冥福をお祈り申し上げますそして今も尚震災後の困難と向き合い続けておられます多くの被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます大覚寺竹林の中でまだ幼い椿の木が一輪の花を咲かせましたサネカズラに絡まれ蜘蛛の巣の間から初めてこの世に開いた一輪の花の命のよろこびが美しい美しい力を湧き起こすOneFlowerFivey...
いばらの径をかき分けて暗い土中をひた進む思えば遠くへ来たもんだ(by中原中也)風に揺れる兄弟たちや楽し気にはしゃぐ鳥たちを一度眺めてみたかったと僕は思ったわけでもないが葉蘭の葉っぱで日をよけながら広い地上を見渡した
年間を通じてマダケ竹林を観察していると嵐や寒波の度に以外に倒れるタケが多いことに気づきますこの原因はまだ解らないけれど竹材としても十分伐竹可能な竹までも倒れてしまう点はちょっぴり辛い所でもありますところで弊社管理竹林の中でたった一か所だけですが風吹けど雪降れども年間を通じて倒竹の少ない竹林がありますそして明らかにその竹林だけで行っている作業が近隣から出る落ち葉の敷き込み作業なのです落ち葉を敷き込み...
ひと月ほど前から始めた竹林の整理伐採がようやくあと一息のところまで来ましたここ伊佐家住宅(重要文化財)の竹林では10年程前に一部皆伐(かいばつ)に近い整理伐採がされており新たに生えた若竹は細くなりました白いテープが巻かれた竹が10年前残しておいた親タケですまだまだシャンとして若い竹を見守っているようですWorkinginthebambooforestIhavebeencuttingfallenba...
以前TVで「明治神宮の森」の特集番組を観ました3名の学識者らが強い信念と使命感を持って150年先の未来に永遠に続く森をつくるという壮大な計画のもと延べ11万人の国民とともに日本全国から集められた献木によって1915(大正4年)~1920(大正9年)に造成されました明治神宮の職員として長く森の管理に携わる林苑技師の方のお言葉「森のために人間ができるお手伝いって何でしょうか?」という質問に見守るってこ...
寒さもいよいよ厳しくなってきた寒の内(小寒から節分までの最も寒さの厳しい30日間)年初めの整理伐採が始まりました立派な親タケがたくさん倒れています親タケの事や整理伐採について書きだすとなかなか深く謎なことも多いため観察の過程を少しずつご紹介してみようと思います森で育つ木々は1粒の種から自力で根を張り厳しい自然の競り合いの中を長い年月をかけて生長します一方の竹は地上の竹が地下茎を通して養分を供給し筍...
見事な初日の出で2016年がスタートしました柔らかな光を体いっぱいに受けるのは瑞々しい青木の若木何とも清々しい1年の始まりです本年もよろしくお願い申し上げますThefirstdayofworkin2016Theyear2016beganwithabeautifulsunrise.Inthebambooforest,aucuba'ssaplingswerebathinginthewarmsunlig...
平成27年締めの大仕事は阪急百貨店(うめだ本店)のコンコースウインドウに生けられる花材の準備でした(期間12月27日~1月11日まで)しかし・・・長い(1本の長さは12メートル)厚みを揃え色味を持たせるため1本1本丁寧に油抜き加工を施していきます地上に生える真竹の高さがおおよそ15メートルですから先端部を除いてほぼ上から下まで使用しています弊社の頼れる大男のYさんNさん両主任があっという間に厚みを...
平成27年も瞬く間に最終月早いものです12月はいつもお正月の青竹準備に息をつく暇もない忙しさですが若手職人の交わす言葉もどこか頼もしくなり自然も人も成果結実の月でもあるのかもしれません気持ちも急ぐ年の瀬こそは心静かに穏やかに実を結ぶ者たちの喜びの音に目を細めて寄り添いたいBearFruitThisyearhasreacheditslastmonth.Timepassessoquickly.Ever...