ひと月ほど前から始めた竹林の整理伐採がようやくあと一息のところまで来ましたここ伊佐家住宅(重要文化財)の竹林では10年程前に一部皆伐(かいばつ)に近い整理伐採がされており新たに生えた若竹は細くなりました白いテープが巻かれた竹が10年前残しておいた親タケですまだまだシャンとして若い竹を見守っているようですWorkinginthebambooforestIhavebeencuttingfallenba...
以前TVで「明治神宮の森」の特集番組を観ました3名の学識者らが強い信念と使命感を持って150年先の未来に永遠に続く森をつくるという壮大な計画のもと延べ11万人の国民とともに日本全国から集められた献木によって1915(大正4年)~1920(大正9年)に造成されました明治神宮の職員として長く森の管理に携わる林苑技師の方のお言葉「森のために人間ができるお手伝いって何でしょうか?」という質問に見守るってこ...
寒さもいよいよ厳しくなってきた寒の内(小寒から節分までの最も寒さの厳しい30日間)年初めの整理伐採が始まりました立派な親タケがたくさん倒れています親タケの事や整理伐採について書きだすとなかなか深く謎なことも多いため観察の過程を少しずつご紹介してみようと思います森で育つ木々は1粒の種から自力で根を張り厳しい自然の競り合いの中を長い年月をかけて生長します一方の竹は地上の竹が地下茎を通して養分を供給し筍...
見事な初日の出で2016年がスタートしました柔らかな光を体いっぱいに受けるのは瑞々しい青木の若木何とも清々しい1年の始まりです本年もよろしくお願い申し上げますThefirstdayofworkin2016Theyear2016beganwithabeautifulsunrise.Inthebambooforest,aucuba'ssaplingswerebathinginthewarmsunlig...
平成27年締めの大仕事は阪急百貨店(うめだ本店)のコンコースウインドウに生けられる花材の準備でした(期間12月27日~1月11日まで)しかし・・・長い(1本の長さは12メートル)厚みを揃え色味を持たせるため1本1本丁寧に油抜き加工を施していきます地上に生える真竹の高さがおおよそ15メートルですから先端部を除いてほぼ上から下まで使用しています弊社の頼れる大男のYさんNさん両主任があっという間に厚みを...
平成27年も瞬く間に最終月早いものです12月はいつもお正月の青竹準備に息をつく暇もない忙しさですが若手職人の交わす言葉もどこか頼もしくなり自然も人も成果結実の月でもあるのかもしれません気持ちも急ぐ年の瀬こそは心静かに穏やかに実を結ぶ者たちの喜びの音に目を細めて寄り添いたいBearFruitThisyearhasreacheditslastmonth.Timepassessoquickly.Ever...
竹林の中でよく育つ木に椿(ツバキ)茶の木がありますどちらもツバキ科ツバキ属の常緑樹いつも同じツバキ属のサザンカとの見分け方で悩みますが見分ける方法は花の咲く時期と葉の大きさなどで歌の中にも~サザンカサザンカ咲いた道焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き~(童謡・唱歌「焚き火」より)と歌われているようにサザンカの花期は10月~12月一方の椿は春の木と書くだけあってその花期は2月~4月とのこと(サザンカの園芸品種...
榎(エノキ)椋の木(ムクノキ)銀杏(イチョウ)松(マツ)楠(クス)コナラ竹林に育つこれらの木々は高く大きくなることがある共に生きる大樹たちはたくさんの木の葉を落とし実を落とし母のように父のように林の命を育む風がさらさらと木々を揺らす度優しく優しく竹林は秋に染まっていくTheGiantTreesintheBambooForestOccasionally,inthebambooforest,onlya...
小春日和の林のそばにそっと咲いた野の花ひとつ「蓼(タデ)食う虫も好き好き」というけれどこのイヌタデの葉はヤナギタデとは違って辛味がないそうだそれでもタデ科の仲間をみると藍染に使われる蓼藍(タデアイ)スイバ(スカンポ)イタドリ(スッポン)地味ではあっても個性派揃い遠い昔の万葉人(まんようびと)は静かに咲く野の花に心の内を重ねて詠んだわが屋戸の穂蓼古幹採み生し実になるまでに君をし待たむAutumnwi...
そもそも自然を相手にしているため「なんでだろう?」と思うことは日常茶飯事なことですが写真の竹は昨年10月に伐竹(ばっちく)して倉庫に入りきらず会社に立てて置いた竹が今年の10月の時点でまだ枯れずに青々としていたため良材かどうかを見るため油抜きをしてみたもの仕上がりはこの通り美しい!しかしよくあの暑い夏の中を腐らなかったものであるどうしてなのかわからないTheviewpointofscienceAs...