鈴虫やコオロギの声が耳にやさしく響く秋の仕事帰りカブで風を切るRさんにパシンッと何かがくっついてきました何だろう?帰宅してヘルメットを脱ぐと・・・よく捕まってたなあっ・・・目が合いました秋の夕暮れツーリングが楽しかったのかとてもくつろいだ様子です今年はアサギマダラや竹林の中を優雅に飛ぶクロアゲハたちが夏の最中に心を癒してくれました過酷な自然に生きる者たちの心和ませる不思議な力
彼岸花やクズの赤紫色の花が野を彩り雲がすっかり秋になった秋分の日晴天日の15時ごろ伐った竹からぽとぽとと滴が落ちていることに気づきました手の甲に付けてなめてみるとやはりとんでもなく甘いこの竹の滴決まって晴天の日の15時ごろ溢れて落ちて甘いのです竹は維管束植物ですから根から吸い上げた水分や養分を運ぶ道管と光合成で作った養分を運ぶ師管とがあります(甘いってことは笹の方から師管の中を落ちてきた養分ってこ...
青い青い夏の空の中伐竹(ばっちく)の作業が続きます秋の風が吹くまでに毎年一度はくじけそうになります初年度は蚊の猛威に泣きました次年度は蚊に負けじとカッパとタオルでぐるぐる巻きの完全装備で挑み2時間で暑さで目を回しましたそれでも大きな木が届けてくれるそよ風に救われながらひた竹を伐りますUnder the clear blue sky, I’m&nbs...
ふと気が付けば明日はもう立秋です今年の伐竹スタートは7月23日とかつてない早いスタートでしたまずは古い枯れ竹の山を崩して今年の竹置き場を作ります本格的に竹伐に入る前に整理伐採も済ませておけば後々の作業効率がよくなりますこの季節整理伐採の済んだ林内をクロアゲハがつがいで悠然と飛ぶ姿はそれはそれは美しいです今年崩したのは10年前に積んだ枯れ竹の山でしたが下半分ほどは既に土に分解されていてとても楽でした...
7月5日から6日にかけて福岡県と大分県で発生した記録的豪雨により被災されました皆様のご冥福をお祈り致します。そして不安と悲しみの中住宅の片付けをされている多くの方々に心よりお見舞い申し上げます社会の発展とともに人々が自然への理解が薄れる中で容赦なく畳み掛けてくる自然の猛威今後さらにその計り知れない力が勢いを増していく時山や森を守る木々たちが防災機能の限界値を超えて私たち人間に逆に脅威となって押し寄...
お星さまみたいな花が咲いた会社の花壇にやさしい雨音が響きます先日参加させていただいた竹林整備ボランティア活動で参加者の方よりこのような質問がありました『竹は1年に一節ずつ生長するのですか?』口下手なRさんは少しドキッとしますとりあえずまず「あの…タケノコの時にすでに50~60個の節が詰まって出てきますから…竹は各節に成長帯がありますから単純にもし1日に各節が1㎝伸びたら50~60㎝1日に伸びること...
それにしても梅雨を忘れそうな澄み渡る風が吹いています丁寧に植えられた田んぼの早苗も気持ち良さそうに揺れていますRさんはふと最近気が付きました入社3~4年になる若手の皆さんの表情がとてもいい表情になってきているのです伸びをしていた頃のような力みがなくなり自然な言葉が聞こえてくるようになりました悩んでるな考えてるな自身の力でちょっと嬉しくなって帰り道に口ずさんだ青葉の歌While we&nb...
真竹タケノコが元気良く顔を出した頃に和尚様から「少し竹を伐ってもらえますか」とご連絡をいただき下見へお伺いしました。葉替わりを終えて新緑期に入った竹林には鶯の美声が響いています竹林を見ながら「これは1日では難しいかもしれません」と言うと「はい」と和尚様細かなご説明を聞きながら和尚様と清々しい風景を見ているとどうも何やらふつふつとやる気の意地が顔を出します(出来るかな…いやいや無理は禁物…でも…)意...
ぽとりぽとりと落ちるしずくに山の命が目を覚ます光の音雨の音風の音その美しい音色に誘われて歌う淡竹の子らも南天の若葉もSong of green leavesWith a plop of water, life of the mountain wakes up.Sound...
菜種梅雨(なたねづゆ)
2017.4.21 竹林便り
初夏の香りを乗せて燕が舞う頃ようやく孟宗竹の子供たちの登場です例年より10日ちょっと遅れた分どっしりとしています17日の雨が合図だったかな霧雨やスコールが続き「よく降りますね」と茶杓名人Sさんに話しかけたら「菜種梅雨いうやつやな」(Sさん…何だかかっこいい)菜の花の咲くころに降る菜種梅雨か…この季節に霧のように細かく柔らかに降る雨を「春雨」そして新暦の4月20日頃には百穀を潤す雨が降るという意味で...