どこからか「リリリィ~」とコオロギの鳴く声、竹林内の季節は、若葉(笹)の育つ「竹の春」。ゲリラ豪雨と酷暑を越えて、元気に伸びたかな・・・ひゃぁ~!まっすぐ!!これほどまっすぐに伸びる竹は、実はそう沢山はありません。このような竹に出会うと(立派な親竹にな~れ)と心の中でつぶやくRさん。陽をあびる地上の健やかな竹たちが土の中で竹を産みだす地下茎を育む・・・地下茎と竹が力を合わせて、次の世代を育てていま...

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美しい風景

2012.8.23  竹林便り 

嵯峨野の北にある、真言宗大本山大覚寺の「大沢の池」。雨上がりの何気ない美しい風景もその陰では多くの方々の知恵と汗と手が加わっています。人為、そして自然との調和…ムズカシイけれど、竹林を見ながらふとカンガエル…。

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しばらくまとまった雨のない真夏の散歩道では風に揺れる、ほんのり黄金色の混ざる穂波に「涼」を感じます。田んぼでは、稲がより深く根を張るように、穂の出る少し前に「ナカボシ」と呼ばれる水を入れない時期があるそうです。(先人の方々の知恵には頭が下がります。)実は竹林でもこの季節、地面の下では根っこ(地下茎)が伸び始めています。その生長力はたくましく、あちこちで土竜(もぐら)が通った後のような地割れが現れま...

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風車

2012.8.4  竹林便り 

夏休みに入り、知り合いから「竹で工作教室をしてほしい」との依頼があり竹の風車を作ることになりました。頭の中で編み方をイメージしてと・・・・・・・・・完全に忘れてるっ!!!どうしよう・・・。ウンウン唸りながら、お店で買ってきた風車とにらめっこすること小1時間、できたっ!骨組みがなんとかできあがりました。子どもたち、楽しんでくれるといいな。

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この季節に竹林に入るとあちらこちらから竹皮の落ちる音が聞こえてきます。久しぶりに、竹皮おにぎり作ろうかな…思い立ったが吉日できあがり。数年前に作った網代の竹籠に入れると、なかなかいい雰囲気です。炊きあがったホカホカご飯の粗熱を取り、丸めて竹皮においたら後は、折りたたんでいくうちに三角の形になっていくので、かんたんです。ご飯を、色の出る赤米ごはんやオコワにすると、たくさん作って冷凍して食べたい時に蒸...

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7月の竹林

2012.7.7  竹林便り 

恵みの雨を受けてニョキニョキと伸びゆくマタケも6月の終わりから徐々に生長が止まり始めます。地面から5センチのタケノコも2メートルのタケノコもパタパタと生長を止めまるでその様子は地下茎で繋がる一つの母体を思わせます。数年前、この竹林でたくさんのタケノコが出た年に「止まりタケノコ」を数えてみたRさん…何とっ!40%もの「止まりタケノコ」がありました。ウ~ム…止まっちゃうのにどうして生えてくるのかなぁ…...

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初夏の爽やかな晴天日が9日間続いてほぼ平年どおり6月8日の梅雨入りでした。毎年この時期に群生して白い花をつけるトキワツユクサと共にマタケタケノコもぐんぐん伸びて皮を落とし竹林を若竹色に染めていきます。お隣には、クスノキの若木がすくすくと育っています。竹林ではクスノキのほかにも、エノキ(榎)やカシの木、モミジに山椒の木・・・など芽を吹く木々草花の「春の行進」がつづきます。

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昨晩は大雨ではありませんでしたが、もしや・・・と思い仕事帰りに立ち寄ってみると出ています!真竹(苦竹)タケノコ登場!この竹林は、2010年の秋にタケノホソクロバ(竹毛虫)が発生して笹の葉の大部分が白く透け、その上に連続した猛暑も重なりさらにはしっかりと降った梅雨の雨が表土を流し・・・自然の厳しさにさらされました。オロオロと心配したRさんには新しい命の芽吹きがひときわ嬉しく感じます。ひと足お先に出て...

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竹の秋

2012.5.17  竹林便り 

野にも山にも若葉が繁る皐月の季節竹林には笹の葉が散り始め、「竹の秋」を迎えますさらさらと散るえも言われぬ景色をアマガエルも…見ているのかな・・・

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春の嵐の後片づけに竹林へ入ると…見事なサイズの孟宗竹の新顔登場!!!直径は16㎝くらい、孟宗タケノコが出てくると、次に淡竹タケノコ、そうしていよいよ真竹(苦竹)のタケノコが土の中から顔を出します。う~ん・・・それにしてもじっと見つめていると何かに似ているような・・・・・・鷲(ワシ)のヒナ?に見えてくるのは、Rさんだけでしょうか?春の陽気にさそわれて、木耳(キクラゲ)さんも初顔合わせ。</a

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