お正月明けからぐんと冷え込みこの冬2度目の大寒波、凍てついています…竹林も、土の上はまだ冬景色でも孟宗竹などはすでに土の中でスクスクと育ち始めています。冬を彩る南天が、葉も実も真っ赤になるころにはメジロがやってきて、ウグイスたちも「ケ・ケ・キョッ・・・」と春支度を始めます。
忙しい11月・12月は竹林も会社内もいっそう活気付きます。お正月の青竹を伐り終えて、枝かたづけをしていると・・・竹林の主?「紅カミキリムシ」に出会いました。竹林の中でも、藪に残された竹、立ち枯れ竹をムシャムシャ食べて土に還してくれる、ありがたい存在です。5月に竹の節に産卵して、すぐに幼虫になると竹を食べながら成長し2年目の春に頑丈な顎で竹を破って出てきます。これが紅カミキリのあけた穴お見事!!!
森の静かな、はたらきものいつも巣を壊してしまってごめんなさいね・・・
タデの仲間のミゾソバさん?う~ん…ナワシログミ???・・・。カナブンと仲良しノコンギク。・・・ナントイウ・ウツクシサ!・・・アキノノゲシ?はぁ~…満々喫。さぁっ仕事仕事!
にぎやかだったセミの声も、ヒグラシのすてきな合唱もきえてふと耳を澄ますと、秋の虫の声が耳に届きます竹林にも秋の味覚?と言いたいところ、「カラカサダケ」というこのキノコさんは毒キノコとはいえこのキノコは1日がかりで面白く変化するなかなか見どころのあるキノコなのです朝1番はこんなお姿・・・そしてだんだん膨らんで・・・この後パンッと弾けて名前の通り「カラカサ」の形が出来上がります。大きなキノコで10㎝~...
8月の太陽の下、竹林へ入るとあたり一面竹皮の小路。苦竹(マタケ)の皮は模様があり、孟宗竹と違い、初毛がありません。一枚が60センチほどあり、使い道はいろいろありそうです。Rさんのお勧めは、8センチ幅に割いた竹皮にでおにぎりを包みます。面白いくらいキレイな三角形のおにぎりができますよ。5ミリ幅に割いた皮で結ぶと仕上がりもいい感じです。竹皮は、落ちたてを拾い、洗ってからアイロンで伸ばして使います。
今年も出会わせていただきました・・・京都長岡京市の孟宗竹の林の中にて孟宗竹の筍は今年「かつてないほど出なくて」と京都や神奈川の知人から聞きました初夏の風物詩に耳を澄ませば・・・「ライネン二・コウゴキタイ」と聞こえたような・・・。
24日に出てきた「竹の子」が、28日後にはもう竹の貫録を見せ始めています。この季節の竹林は生命の熱気に包まれます。動物たちの掘りあとには…(美味しかったんだね・・・。)
今年のマダケたけのこが出てきました。
2011.6.1 竹林便り
5月24日、連日の雨が止み竹林に足を踏み入れると・・・2011年度の新顔たちが出てる出てる。顔を近づけてよーく見ると、どなたさま???芽吹きの季節です…今年は桜の開花も10日程度遅れたので、どうかな~と見ていましたが例年通りでした。この竹林ではRさんは今年たっっくさんの筍が出ると踏んでいるのですが結果は否や・・・後日のアップをオタノシミニ~帰り道でのひとコマ。
京都洛西の竹林で今年は椿の木が見事に花をつけました。この椿の木、3年前は毛虫に葉を喰われてほとんどマル裸の状態でした。3年でここまで復活したことにただただ驚きです。生き物の逆境で放出される生命力とはすごいものです。現在、東北の地で一日一日を手を取り合い必死に生きている方々と、生き物たちの穏やかなる明日を心から願います。