眼差しに応えて笑ういのちここ「高桐院」の木々や風景に満ち渡る美しさの中で竹林育成の道への大きな一歩を戴いた喜びは…冥加に尽きる一瞬一瞬さぁいよいよ8日目ラストDayこの7年の感謝をこめて…
5年程前、根っ子ごと竹林に捨てられていた「ツワブキ」育たないかな…と竹林の隅っこの岩陰に植えてみたRさんは何にもしていないけれどゆっくりと1枚…そしてまた1枚小さな葉は育ちこの秋に黄色い花が咲いた。少しずつゆっくりと確かに育つ…
竹林の入り口でどっしりと根を張る大樹(たいじゅ)時には雨風でしなう、竹を支え時にはたくさんの落ち葉で土壌を豊かにしてくれます小さな命も大きな命も手を取り合い、心を寄せ合い共に生きています。
やわらかな陽差しの中で
2012.10.26 竹林便り
秋の陽差しは1日を通して竹林の中をやわらかな光で包みます今年もいよいよ竹伐りシーズンに入りました爽やかな風が吹くと疲れもいつの間にか溶けていくようですお茶の木の花たちも気持ち良さそうだな…<
どの竹林にも、枯れたり風で倒れたりして整理伐された竹の積み場がありますがこの整理伐材の山は、竹林の生き物たちの秘密基地。まぁるい竹の輪の中で虫たちは厳しい冬を越えます。Rさんの足音に怯えることもなく踏みつぶされる心配もありません。目には見えない竹林ならではの「いのち」の隠れ家・・・。
竹林に育つ草木の中にRさんが出会うたびに(高貴だなぁ…)と見入ってしまう「ヤブラン」。何度も何度もカメラを向けてきたけれどどうしても、その高貴さが載ってこない。初秋の藪に静かに咲いて、深い紫色の実を結びます。その花言葉は、「謙虚」
9月22日は、太陽が真東から出て真西に沈む秋分の日。そして、秋分の日の前後3日がお彼岸です。「猛暑が何ですか?」とでも言うようにピタリと22日に咲いた、さすがは「彼岸花」暑さ寒さも彼岸まで、そろそろ秋風がやってくるのかなたっぷりと実りをのせて…
萩尾花葛撫子女郎花藤袴桔梗(朝顔)…尾花はススキかぁ…なるほど!ハギオバナクズナデシコオミナエシフジバカマキキョウ初々しいススキの穂が涼やかな朝風に揺れるころ竹林にも、秋がやってきます。この秋も元気に顔を出した「カラカサタケ」ファミリー。いろいろな表情で見る者を楽しませてくれます。「ヤッホー」とマントを広げて見せたり…虫たちも花たちも笑う秋の風景…
どこからか「リリリィ~」とコオロギの鳴く声、竹林内の季節は、若葉(笹)の育つ「竹の春」。ゲリラ豪雨と酷暑を越えて、元気に伸びたかな・・・ひゃぁ~!まっすぐ!!これほどまっすぐに伸びる竹は、実はそう沢山はありません。このような竹に出会うと(立派な親竹にな~れ)と心の中でつぶやくRさん。陽をあびる地上の健やかな竹たちが土の中で竹を産みだす地下茎を育む・・・地下茎と竹が力を合わせて、次の世代を育てていま...
嵯峨野の北にある、真言宗大本山大覚寺の「大沢の池」。雨上がりの何気ない美しい風景もその陰では多くの方々の知恵と汗と手が加わっています。人為、そして自然との調和…ムズカシイけれど、竹林を見ながらふとカンガエル…。