7月の竹林

2012.7.7  竹林便り 

恵みの雨を受けてニョキニョキと伸びゆくマタケも6月の終わりから徐々に生長が止まり始めます。地面から5センチのタケノコも2メートルのタケノコもパタパタと生長を止めまるでその様子は地下茎で繋がる一つの母体を思わせます。数年前、この竹林でたくさんのタケノコが出た年に「止まりタケノコ」を数えてみたRさん…何とっ!40%もの「止まりタケノコ」がありました。ウ~ム…止まっちゃうのにどうして生えてくるのかなぁ…...

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初夏の爽やかな晴天日が9日間続いてほぼ平年どおり6月8日の梅雨入りでした。毎年この時期に群生して白い花をつけるトキワツユクサと共にマタケタケノコもぐんぐん伸びて皮を落とし竹林を若竹色に染めていきます。お隣には、クスノキの若木がすくすくと育っています。竹林ではクスノキのほかにも、エノキ(榎)やカシの木、モミジに山椒の木・・・など芽を吹く木々草花の「春の行進」がつづきます。

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昨晩は大雨ではありませんでしたが、もしや・・・と思い仕事帰りに立ち寄ってみると出ています!真竹(苦竹)タケノコ登場!この竹林は、2010年の秋にタケノホソクロバ(竹毛虫)が発生して笹の葉の大部分が白く透け、その上に連続した猛暑も重なりさらにはしっかりと降った梅雨の雨が表土を流し・・・自然の厳しさにさらされました。オロオロと心配したRさんには新しい命の芽吹きがひときわ嬉しく感じます。ひと足お先に出て...

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竹の秋

2012.5.17  竹林便り 

野にも山にも若葉が繁る皐月の季節竹林には笹の葉が散り始め、「竹の秋」を迎えますさらさらと散るえも言われぬ景色をアマガエルも…見ているのかな・・・

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春の嵐の後片づけに竹林へ入ると…見事なサイズの孟宗竹の新顔登場!!!直径は16㎝くらい、孟宗タケノコが出てくると、次に淡竹タケノコ、そうしていよいよ真竹(苦竹)のタケノコが土の中から顔を出します。う~ん・・・それにしてもじっと見つめていると何かに似ているような・・・・・・鷲(ワシ)のヒナ?に見えてくるのは、Rさんだけでしょうか?春の陽気にさそわれて、木耳(キクラゲ)さんも初顔合わせ。</a

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竹の油抜き

2012.4.20  竹林便り 

油抜きの作業は、昨年の10月に伐った竹の製材工程のひとつです。言葉の通り、極弱火で竹の持つ油分を出してウエスで拭きとります。拭き取ってすぐの竹は目の覚めるような美しい萌黄色になりますが天日に数週間晒(さら)すとクリーム色に変わり、さらに倉庫で逆さまに寝かせてゆっくりと水分を抜いて、竹材として活用されていきます。青空の下竹のまわりで春の草花たちがやさしく風に揺れています。

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春の嵐

2012.4.3  竹林便り 

昨日の“京都で桜が開花!”という知らせに華やいだのもつかの間今朝のニュースでは“台風並みの暴風雨にご注意”・・・?ホント?半信半疑のまま、屋上に干していた竹を全て低い位置におろして1本1本ヒモで縛り、雨にぬれた上着を乾かしていたら…どひゃーっ!バケツどころか浴槽をひっくり返したような雨!雷!風!だっ大丈夫かな?屋上の竹・・・再びエイヤーッ!と屋上へ・・・何とか無事でした。竹も、ぬれ鼠のRさんも。帰...

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ツバキの花が地面を桃色に染めるころ竹林の入り口がハコベのお花畑になりました。<厳しい冬を越え、静かなやさしい音色がきこえてくるようです。

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愛らしく実った「青木」の木青木の木は、竹林の中で竹と仲良く共生します新芽と実の色付きが同時にきて1番乗りで竹林に春を届けてくれました。

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寒波の最中

2012.2.11  竹林便り 

お正月明けからぐんと冷え込みこの冬2度目の大寒波、凍てついています…竹林も、土の上はまだ冬景色でも孟宗竹などはすでに土の中でスクスクと育ち始めています。冬を彩る南天が、葉も実も真っ赤になるころにはメジロがやってきて、ウグイスたちも「ケ・ケ・キョッ・・・」と春支度を始めます。

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