あれは6年前の7月28日のこと空は青く澄み渡り予報も1日を通して晴れマークカブで片道1時間の小さな竹林へ来ていた竹林の前で朝早くから畑仕事をされていたおじいさんに「いつもお早いですね」と挨拶をして竹林へ入ったミョウガの群生があちこちにありスッキリとした香りが暑い日射しを和らげてくれた(今日で記録取り終わりそうだな)お昼を過ぎた頃作業の目処も立ち何気なく空をみると遠くに灰色の雲があった(いやいや今日...
成人たちが社会へ羽ばたく1月に竹林の中で美しい実を結ぶ草がある「蛇の髭(ジャノヒゲ)」フサフサのお髭のなかから青い瞳がこちらを見ているようだった
蛍雪之功(けいせつのこう)
2014.1.17 竹林便り
企画開発に携わるYさんから「葉で見分ける樹木」という本をいただいた(親戚の方が出版されたそうだ)竹林の下草(下層植生)にはいろんな種類の木の苗がそだつ手元の図鑑を調べても大きく成長した形態の写真が多くハテナ…?で終わることが多かったのでありがたいYさんはデザインからプログラムまで目にも止まらぬ速さでこなすクロスバイク通勤のsuperwoman!Rさんも今まで助けていただいたこと数知れずよっし!お勉...
立ちのぼる清々しい朝日と共に平成26年(2014年)がスタートしました今年も弊社「高野竹工(株式会社)」とともに歩むささやかなブログから命の息吹をお伝えできればと思っております竹林のサワサワと触れ合う静かな微笑みが皆様に届きますように本年もよろしくお願い申し上げます
2013年(平成25年)おかげさまで多くの方々の暖かな力に見守られて「仕事納め」を迎えることができホッと一息冬空の下竹積み場の隅っこに静かにいのちが眠っていた風も雨も降るけれど母なる大地の掌の中で暖かな力に見守られて静かな確かないのちの営み
心に明かりを灯す 言葉
2013.12.18 竹林便り
作業を終えて後片付けをしていたらN常務が向こうの方から「元気ですか」とにっこり笑って言葉をかけて下さった(Rさんが昨日ドジ踏んじゃったからだな…)「高野竹工」へ入社した当初からRさんは内心驚いていることがあるそれはこの会社の皆の言葉掛けの威力シンプルで短く表情だけだったりもするけれどとても心に響き1粒1粒の細胞に明かりが灯った気持ちになる(また暖かいパワーをいただいたな…)
仙人(?)大樹が住む竹林
2013.12.8 竹林便り
2008年(平成20年)はビッグトライの年だった八幡市にある「伊佐家住宅(重要文化財)」より主屋の北を囲むマダケ竹林の整備施工を承り同年12月15日竹林は美しく甦った(伊佐家住宅についてはこちらのサイト等をご参照ください。関西デジタルアーカイヴ/八幡市/伊佐家住宅)先日お正月前の整理伐へお伺いすると奥様から銀杏を戴いた(ありがとうございます!)伊佐家住宅には主屋を見守る優美な銀杏(イチョウ)の木と...
今年で修行3年目孟宗竹「油抜き」8月終わりに伐られた竹を水分がぬけたタイミングで火の上において出てきた油分を拭き取りますその後天日で晒すと紫外線の作用で白竹色に仕上がります3年目にしてようやく仕上がりに手応えあり?竹林の仕事も12(木)19(木)大覚寺竹林が仕事納めこの1年に戴いた溢れるほどのよろこびに感謝を込めて
またたく間に季節は巡り南天の実もいそぎ足で染まり始めた目まぐるしい大自然の変動にも"雨ふらば降れ風ふかば吹け"(一休禅師のお言葉より)なんと大らかなやさしい落ち着き物言わぬ命のまなざし
竹林を整備すれば枯れ竹の山ができる堆(うずたか)く積まれていく竹を見て(どうしたものか…)と考え始めたのが平成17年10月7日竹林育成第1日目であるRさんの記録には「伐った竹は地面に1段に敷き詰めてはダメかな…。見た目もよいし早く土に還る?」(不思議なことを考えていたんだな筍は間違いなく歪むだろう)過去を知る方々のお話しでは①竹のモトからウラまで無駄なく利用されていて、捨てるところは殆ど無かった②...