和み 語らう 

2018.3.24  竹林便り 

あのね 以前から考えつづけている 工芸材マタケの最適な伐期のことですけど

〔 晩秋から初冬(11~12月)、おもに地下茎が旺盛な生育を終えようとする時期 〕

〔 秋から初冬 〕

のように資料では書かれてますが 実際は10年以上やってきて

8月中旬から10月に伐った竹が美しい白竹に仕上がってますよね

細竹なら初冬に伐っても間に合いますが 直径が10㎝ほどの太竹はまず水が抜きが間に合いません

ですから現実には 二十四節気の秋(立秋8月8日頃~立冬11月8日頃)に伐っている竹に結果が出ているんです

ちなみに毎年 地下茎が地面から飛び出してきた日を記録してるのですが 6・7月に出て来て11月下旬でもまだ伸びています

とすれば 地下茎を見て伐期を判断するときは 地下茎の生育が旺盛になったらGO! です

『そのちょっとのずれは 何が原因なの』

分かりません けれど本題はここからなんです

昨年1つ試みをしてみたのですが 真冬に伐った竹をある条件の下で仕上げたら とても美しい白竹に仕上がりました

『なんのこっちゃ (笑)』

そうなんです 資料に書かれている内容は正しいんです 11月以降に伐った竹が美しく仕上がらない理由は 伐期以外にあるみたいなんです

(つづく)