
1月15日からスタートした 今年の油抜き作業が終わりました
例年4月中に終えていた作業が 今年は3か月遅れの7月23日までかかり
そもそも油抜きをして天日に晒す1連の作業が 5・6・7月に出来るのか という疑問について問う良い機会になりました
経験から8月~10月に伐った真竹は 4月までに水抜きが終わり 良い白竹に仕上がります
けれども資料で書かれている11月以降に伐った真竹は 太目のものは5月~6月に水が抜け その後油抜き作業に取り掛かかることになります
最も気にかかっていたのが 天日晒しが梅雨の季節と重なることと 竹に産卵するベニカミキリの産卵期と重なってしまうことでした
今期の作業を終え 振り返り まず頭によぎるのは 暑い 熱い アツカッタ…
梅雨の事より ベニカミキリよりも まず温度計が40度の中で日の差す中8時間ガス台に向かう作業が
よほどの意地の強い竹好きでなければ 過酷すぎてさせられない ということ
さらに 8月からは今年の伐竹シーズンが始まります
梅雨の雨による竹材への影響は思ったほど著しいものではなく
ベニカミキリは たまたま今年は発生自体が少なかったようでした(即ちまぐれラッキー)
社員の方々が心配して 止めにかかる中 意地を通しての今シーズンは
終わってみれば 多くのやさしさに 支えられていたことに気付いたシーズンでした