【Shop&Gallery竹生園】禅茶窟 -妙喜庵ゆかりの茶道具展

2025.9.25  お知らせ, 企画 , 竹生園 

侘茶(草庵の茶)の完成者であり、茶聖と称される千利休。
妙喜庵に佇む、利休が建てたと伝わる現存最古の茶室「待庵」は、利休が生み出した「侘び寂び」の世界観を体現する小宇宙ともいえる空間であり、現在では国宝に指定されています。

高野竹工は、創業者・高野忠男が千利休の思想に大きな影響を受けたことを契機に、妙喜庵の武田士延・士功両和尚とのご縁をいただき、修復時に生じた古材や境内の伐採木をお預かりし、茶道具の製作を承ってまいりました。

このたびの展覧会では、妙喜庵様との長年の関わりの中で高野竹工が製作してきた国宝待庵古材を中心とした茶道具をギャラリー竹生園にてご紹介します。

千利休ゆかりの地で役目を終えた古材や伐採木に新たな価値を見出し、道具として再び命を吹き込むことの意義、そしてそれに携わる職人たちの想いをお伝えする機会といたします。
 

【開催概要】
禅茶窟 -妙喜庵ゆかりの茶道具展

日程:2025年10月10日(金)~11月24日(月)
   10:00~17:00 月・金・土・日・祝日のみ営業
   ※10月10日(金)~20日(月)、11月7日(金)~17日(月)の間は連日営業
会場:Shop&Gallery竹生園
   京都府長岡京市天神2-15-15 長岡天満宮徒歩すぐ
   075-925-5673
 

関連ワークショップ:「利休をたづねる茶杓削り」

高野竹工の伐り子(竹を伐る職人)であり茶杓職人の東前りさと茶杓一筋ベテランの堺宗元が荒曲げからの茶杓づくりをご指導いたします。
一片の竹から茶を掬う道具を作り出した先人の創意工夫と感性に思いを馳せながら茶杓を削ります。
あらかじめ櫂先を曲げた白竹(荒曲げ)の材からお好きなものをお選びいただけます(費用に含む)。小刀を使って形に削り、最後は紙やすりで整えトクサで仕上げます。
*別途、各種荒曲げ材や茶杓筒もご用意。書付のご相談もお受けいたします。

【開催概要】
日時:2025年11月1日(土)①9:30~12:30*満席 ②13:30~16:30 *好評につき午後の部を追加開催いたします。
会場:Shop&Gallery竹生園
定員:10名(事前申し込み/定員に達し次第締め切り)
参加費:7,700円(税込・お茶/お菓子付)


 
 

待庵古材 八角茶入れ
楓茶杓 煤竹茶杓筒 | 材:妙喜庵 楓木
家守竹蓋置 一双 | 材:妙喜庵 家守竹


 
主催:高野竹工株式会社

協力:豊興山妙喜庵、AnalogueLife、mononoma

協賛:YANOBI