高桐院 竹林整理伐⑤

2011.3.2  竹林便り 

このへんで淡竹について少し触れてみたいと思います。

「淡竹(はちく)」

これは5月の高桐院の淡竹林です。朝に撮った写真なので根から吸い上げた水分が溢れ出しています。

日本の代表的な竹を3つ上げなさい。と言われたら「マダケ・モウソウチク・ハチク」となり、淡竹はこの中では細めの竹で、筍(たけのこ)の皮が薄茶色で模様のないところが他のマダケ・モウソウチクと違います。生長した竹は表面が白っぽいので、分かりやすいと思います。

今では殆ど影が薄くなった淡竹さん、戦後の物資に乏しかった時代には農作業から日用品・食用筍などさまざまにご活躍だったようです。