竹の整理伐採 ①

2016.1.18  竹林便り 

寒さもいよいよ厳しくなってきた 寒の内(小寒から節分までの最も寒さの厳しい30日間)

年初めの 整理伐採が始まりました

立派な親タケが たくさん倒れています

親タケの事や 整理伐採について書きだすと なかなか深く 謎なことも多いため

観察の過程を 少しずつご紹介してみようと思います

森で育つ木々は 1粒の種から自力で根を張り 厳しい自然の競り合いの中を 長い年月をかけて生長します

一方の竹は 地上の竹が地下茎を通して養分を供給し 筍や若い竹の生長を助けているため

驚く速さで育ち 若い竹を育てた親タケは 6年から7年で倒れていくようです

この親タケの寿命はその竹林の環境により 変わってきます

例えば竹林周辺から 落ち葉などの施肥が 十分にある竹林の親タケは 10年経っても しっかりと立っています

また太い親タケを数本だけ立てて 残りの全てを伐る いわば皆伐(かいばつ)に近い整理伐採後の 竹林に残された親タケも 子育てに奮闘し 10年ほど生きることがあるようです

つまり親タケは 落ち葉などを敷きこむと長く生き 子育てのための任務期間は生き続けるのかな 

解りやすくて 素直な存在・・・

Working in the bamboo forest

It has became much colder recently.
Now, I 'm cutting fallen bamboos in the bamboo forest.
There are many stalks of thick and green bamboo lying on the ground.
We call the thick ones "oyatake (meaning a parent bamboo)".
Because they grow many bamboo shoots and young bamboos by giving nutrients through their rhizomes.
That's why the bamboo shoots grow up quickly to bamboos in about three months.
"Oyatake" usually fall over after six or seven years, but I think their lifespan varies according to their surroundings in the forest.