GIZA SIX 6階 蔦屋書店

2018.10.30

GINZA SIX 6階 蔦屋書店にて古材を中心とした高野竹工の商品を展示販売いたします。
金閣寺古材を用いて製作した酒器や菓子器等、他では見られないオリジナルな作品をじかにご覧ください。

開催期間:10月12日(金)~11月11日(日)

 

Discover our products made by building materials used to be used in World Heritage temples at Tsutaya in GINZA SIX.

Dates:October12 to November 11

三越銀座店「時を繋ぐ茶箱展」

2018.10.30

三越銀座店にて今年で4回目となる「時を繋ぐ茶箱展」が開催されます。

高野竹工の職人が製作した国宝茶室 待庵古材を用いた茶箱に、各界で活躍するアーティストの方々が道具を見立てた茶箱を一堂に鑑賞できる、ユニークな茶箱展です。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
また、今回は大森監督映画『日々是好日』公開を記念したパネル展や、大森監督の見立てによる茶箱も展示されています。

開催期間:10月17日(水)~10月30日(火)

銀座の街が野点の会場となるスペシャルイベント『銀茶会』は10/28(日)開催です。

This year we celebrate 4th exhibition of Chabako (tea box) at Ginza Mitsukoshi.

In tea box made from ancient building materials of tea house in Tai-an, designated as national treasure, artists have selected their favorite tea utensils.
This exhibition will be held from October 17 to 30 at 7F in Ginza Mitsukoshi

Also an unique event called ‘Ginchakai’ that has become a familiar autumn tradition in Ginza will be held on October 28.

This special event brings together all five schools of chado and a sencha-do school that rarely share a venue to open-air tea ceremony set in Ginza. Anyone can participate.

文化の継承

2018.10.20

 

今年の弊社の伐竹が 無事に終わりました

昨年から加わった2名に力強い若手男子1名が入り

Rさん1名 彼ら3名でチームを組んで二手に分かれてスタートし

台風21号で大荒れとなった竹林に挑みました

ただただ 大変だったと思います

最終的にはRさんが 跳ねた竹で口元をしたたか打った程度でしたが

甦っていく竹林を見ながら ふと思いました

美しい風景が失われるのは 思いの外 あっという間かもしれない・・・

これだけの大型台風が 連続してやって来ると

現実に 経済的負担の方があまりにも大きくなります

伐った竹を積み上げる場所もまるで足りません 野焼きも無理

業者さんに引き取ってもらうにも とても高い上 短く切って出さなくてはなりません

痛む口元を抑えながら 竹林で一人つぶやいてしまいます

どこかに 御触書を出してくれるエライ殿様は いないかね・・・

‘‘タケノコ畑には、ワラでなく山から出る竹や木の粉砕物を撒く推奨令‘‘

2018.9.30

彼岸花の後から 茶の木の花が咲き始めました

地味かつ 何とも味の深い花

つかの間の休日 某名女優の方の 伊勢神宮参拝の放送を観て 心に留めたお言葉がありました

やっぱり、物の冥利っていうのを考えてしまうのね。物が最後まで、あ~私は充分に役を果たして終わりました。って、

ティッシュ1枚でもそういうふうに、ティッシュが思ったかなっていう、そんな感じ方をするんですよね。

いつのころか 1人黙々と竹を伐っていた時

竹を伐る足元で 何とたくさんの苗木や 苔 虫たちが生きているんだなと 思ったことがありました

それまでは クモの巣も つる草や イバラ ムカデ… そのどれも

竹を伐る邪魔をしてくるとしか思っていなかった 者たち

彼らから見れば Rさんは大きな山姥のような 破壊者なんだろな

破壊と創造 生きる厳しさを知るほどに 目に映る命の光

 

時には涙して

2018.9.18

9月4日の最強台風21号の後片付けの最中に 9月6日の大地震がおきました

 

被災された皆様にお見舞いを申し上げます

 

そして亡くなられた方々に 心よりご冥福をお祈り申し上げます

 

途方もない自然の力 失った大切な思い出

 

涙から 始めるよりない

 

涙して 涙して

 

いくつもの途方もないに 時には子どものように 涙して

 

 

 

不思議な力

2018.9.1

 

今年の孟宗竹の伐竹を終え 久々の雨音に心が休まる 自然は諸刃の剣 それでもやはり命を繋ぐ雨だ…

 

照りつける8月の太陽を これだけの少雨の中で生きる木々を見て ふと思う

 

いよいよ動植物が ここ数年の過酷な暑さに 適応力を培ったのでなないか

 

ストレス効果などという言葉は きっとないけれど

 

実はRさん自身 今年の暑さを持ちこたえている要因の一つに

 

伐竹シーズン直前まで 35度を超える屋外でガス台に向かって

 

ひた竹の油抜き作業をしたからではないかと思っている

 

普段は一休みをする7月に きっと身体は応えたが 耐性もできた

 

それにしても 過酷なただ中にいると 感覚は鋭くなる

 

 

水辺から吹く微かな風にさえ 命をいただいたと 感じるのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

和み語らう(つづき・最終回)

2018.7.24

 

 

1月15日からスタートした 今年の油抜き作業が終わりました

 

例年4月中に終えていた作業が 今年は3か月遅れの7月23日までかかり

 

そもそも油抜きをして天日に晒す1連の作業が 5・6・7月に出来るのか という疑問について問う良い機会になりました

 

経験から8月~10月に伐った真竹は 4月までに水抜きが終わり 良い白竹に仕上がります

 

けれども資料で書かれている11月以降に伐った真竹は 太目のものは5月~6月に水が抜け その後油抜き作業に取り掛かかることになります

 

最も気にかかっていたのが 天日晒しが梅雨の季節と重なることと 竹に産卵するベニカミキリの産卵期と重なってしまうことでした

 

今期の作業を終え 振り返り まず頭によぎるのは 暑い 熱い アツカッタ…

 

よほどの意地の強い竹好きでなければ 過酷すぎてさせられない ということ

 

梅雨の事より ベニカミキリよりも まず温度計が40度の中で日の差す中8時間ガス台に向かう作業が

 

他のどなたにもお願いできないという現実

 

さらに 8月からは今年の伐竹シーズンが始まります

 

梅雨の雨による竹材への影響は思ったほど著しいものではなく

 

ベニカミキリは たまたま今年は発生自体が少なかったようでした(即ちまぐれラッキー)

 

社員の方々が心配して 止めにかかる中 意地を通しての今シーズンは

 

終わってみれば 多くのやさしさに 支えられていたことに気付いたシーズンでした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次代へと繋ぐ思い

2018.7.12

 

西日本の広域で甚大な水害が発生し 多くの方々がご家族を亡くされ 住む家を失いました

 

心よりお見舞いと亡くなられた方々へのご冥福をお祈り申し上げます

 

ニュースを見ながら あんなにも大きな堤防が決壊するのか と改めて自然の脅威を感じました

 

水勢を緩め堤防を護る水防竹林の時代ではない・・・ けれども果たしてどうなんだろうか

 

古来の治山治水事業に携わったお役人は 大雨ののち わらじ履きで川岸を歩き 水勢を調べ山林の機能を調べ 山河を治めることを綿密に研究したそうです

 

幾世代も先の 人々の暮らしを守るために・・・

 

 

 

 

下草の歌う声

2018.7.3

 

竹林の中の下草たち 今年はフキが伸び伸びと育ちました

 

激しい気候変動の中を 誰が気に掛けるわけでもないけれど

 

風に揺れる下草たちは 本当に気持ちよさそうで 不思議に調和のとれた風景を醸し出しています

 

きっと下草や竹の根の隙間の中では 無数の菌や虫たちの営みが 繰り広げられていて

 

目に届かない 命の世界があり パタパタと働く人たちを 楽しそうに見ているのかもしれない

 

 

気付くこと

2018.6.16

 

竹が葉替わりをする春先から5月初旬 竹林に入る度にRさんは立ち止まり笹葉を見上げ

 

5月中旬 一面若葉色になったのを見て ようやくホッとします

 

毎年繰り返される当たり前の風景を目にしながらも ふとその育ちゆく花も虫もサラサラと散る笹の葉も

 

全てが新しい初夏の一場面で 同じでもなく 当たり前でもないことに気づきます

 

身の周りのささやかな変化にも 気付こうとして 心を傾ける

 

From early spring to the beginning of May when bamboo leaves were reborn,

I stopped walking each time when I came into bamboo forest to look up bamboo leaves.

 

In the middle of May, I felt relieved to find all of them became green.

 

While it is an ordinary view to be found out every year,

these growing flowers, insects and falling bamboo leaves are not the same.

 

They all live a new life in early summer which is not an ordinary thing.

I’d like to give my mind to find a little change around us.

 

(translated by c.n)