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竹のこと

京都の竹(その他)

シミ竹

シミ竹は、(1)竹の表皮に有機物が付着した根っこのシミ(2)上部にまでできるシミ(3)枝の部分が腐ってできる芽腐れシミ(4)竹が折れて枯れ、その部分から雨水が入ってできた枯れシミの四種類に分けられ、いずれも竹林の地下に水がたまっているような、谷間の湿った場所や日当りの悪い場所に生えます。

しぼ竹

竹の突然変異で、竹が「シワル」状態になるシボ竹が竹林内に生まれる場合があります。竹が「シワル」ということは、本来、枯れに通じるものですが、時として固くてシワになった竹の一家族ができることがあります。竹師の間ではシボ竹は「幻の竹」と呼ばれ、珍重されています。

実竹

実竹とは、地下茎が頭を持ち上げて、通常の竹のように地上に出て枝を張っている竹のことです。地下茎はもともと地下にあって、自分の子供(包子)を一年中付けて待機しています。やがて荀の時期になると成長して竹になり、夏に地下茎を伸ばします(寒竹などは春)。その時、突然地下茎が地上に頭を出し、そのまま竹に成長したものを実竹といいます。

煤竹

昔の民家は囲炉裏の煙をぬく目的で天井に丸竹を並べ、竹の間から煙がぬける合理的な建物でした。煙は竹を燻し、やがて煤が竹に付着します。百年、そして二百年もたつと、竹は煤に寄って真っ黒になります。茶の湯では、煤竹を時代竹と称し、侘び竹とはまたひと味違った「綺麗寂び」の竹として愛好されています。

侘び竹・寂び竹

茶道具では、侘び竹・寂び竹を竹の種類のように称していますが、竹の種類ではありません。竹は地上に生まれて、十五年から二十年で枯れ、又、風雪などの自然災害によって、枯れることがあります。しかし、竹は生命力があり、途中から折れたり、裂けても、根が起きて地下茎と切り離れなければ二、三年は生きています。
その半分枯れたような竹のことを侘び竹・寂び竹といいます。

変竹

変竹(かわり竹)という名称はありません。見るからに変わった竹を総称して変竹と呼んでいます。竹の出来る過程は、通り一遍ではありません。竹は、荀が地上に伸びて、竹として一人前になります。成長する過程に自然の力で、傷付けられた部分が腐ったり、皮の内側がはがれたり、岩の下からへしゃがって出てきたり、折れた竹が生き残ったりして変わり竹ができます。